【作成日:2022/1/29】
難聴児の保活と入園準備(保育園・幼稚園探し編1)の続きです
さて、前の記事で結局自分で園に行くしかないとわかりましたが、難聴児にとってよい環境の園とはどういった園なのでしょうか。やはりググっても情報は出てこないですよね。聾学校の先生に教えてもらったことを踏まえ記録に残したいと思います。
全3回の記事となっております。
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園の見学に行って、一通り説明を聞いたあと、個別の質問時間があったり、園庭開放があったりします。我が家はその際に園長を捕まえて、難聴児の受け入れについて聞くことが多かったです。
主には、以下をベースに話を聞いていました。
- 難聴児を受け入れた実績があるか
- 難聴児を受け入れることが可能か
質問の回答も大事ではあるのですが、園に難聴のことを伝えたときの延長や先生達の反応は、預けたいかどうかの判断基準のひとつになります。
実績はさておき、受け入れ可能かの反応はすごくわかりやすいです。
基本的にダメという回答はなかったと思いますが、安心できる回答は、すぐに「大丈夫ですよ」とか「どういうところに気を付ければよいか」など質問をしてくれる方々です。
人間性まで見るわけではないですが、否定的や偏見を持っている人の反応は、見て取れるかもしれません。
やはりそういう園は、難聴児親の間でも話題になるのか、聾学校の先生に聞いたときも、あそこの園長はダメだったみたいな話はありました(笑)
環境
どんなに先生方によい印象を持ったとしても、受け入れてくれるのならどこでもよいわけではないのがつらいところです。
環境面では主に、以下の注意が必要です
- 教室が広すぎないか
- 仕切りのない教室になっていないか
- 線路など定期的に大きな音が入る場所ではないか
広すぎる教室や仕切りのない教室は、音の反響や、ほかの部屋の音が入ってきてしまうので、補聴器や人工内耳には大敵。
線路も同じで、定期的に大きな音が入る環境では、音に集中できないので、環境としてはよくないとのこと。
聾学校を頼りましょう
記載してみましたが、自分で判断しきれるのかは不安なところですよね。
難聴についての説明や、保育施設の環境チェック、難聴児の保育方法、補聴器(人工内耳)の扱いなどは、聾学校の先生はプロです。聾学校はそういったことを園に伝える支援もしているので頼りなさいと聾学校の先生に言われていました。
聾学校はそういう支援もしてくれる、難聴児が通うただの学校ではないのです。
新型コロナでなかなか見学もできず動きづらいところもあるかと思いますが、自分ひとりで抱え込まずに、聾学校の先生達をどんどん頼ることをおススメします。
難聴児の保活と入園準備(入園準備編)に続きます。