【作成日:2022/09/24】
耳が聞こえないとわかって駆け込んだ聾学校の乳幼児相談
最初はすがる思いで通って、心理的に親が落ち着けたので助かりましたが、子供に対して「療育」は始まらず、通う意味を見出すことは難しかったです。
本当に地域の子育て広場みたいで、なんで遠出して聾学校まできて、遊んで帰るだけなのか。
もんもんとする方も多いのではないかと思います。
聞いたところによると、来なくなる親御さんも多いとか。
来年から幼稚部に通うことになり、やっと通うことの意味がわかりました。
我が家の答えは「親の教育」
乳幼児相談でもらったものたち
- 最初は心理的な支え
- 聴親にろうの子供の将来を見せる
- 幼稚部、小学部のような近い将来も
- 聴親にろう者との関わりを持たせる
- 同じ境遇の聴親との繋がりを作る
- 聴親が手話に触れて学ぶ機会を作る
- 幼稚部から子供への教育が始まる前に、言葉の習得の仕方、話しかけ方、絵日記の使い方などを親に伝える
- 保育園との調整
- 病院との連携、アフターフォロー
- こどもとの関わり方のフィードバック(遊び方、絵本の読み方とか)
などなど
知識で伝えられて頭ではわかっていても、自然に出来るようになるには時間が必要です
働いているし、兄弟がいる場合はそっちの子育ても疎かにはできない
それぞれのペースで進められるのも乳幼児相談に通っていたからこそ出来るようになったことだと思います
言葉を習得して使う前に必要な、「身体や手先を使うこと」が乳幼児相談に通っている間の子供の役割
本格的な療育は幼稚部に入ってからじゃないと、かえって効率が悪い気がします
補聴器や人工内耳の聴こえを整えるというのもあると思います
その本格的な療育が始まったときに、一番身近な親がしっかり理解していないと言葉の習得は上手くいかないように感じています
・・とても独特なので・・
だからこそ親の教育が先にあり、自然に家庭のペースで身につけられるような流れになっているのだと思います
自分で気づく(腹落ちする)ことが大事だと思いますが、乳幼児相談でそういった先を見据えた話も教えてくれると、もんもんとしなくて済む気もしますがねw
乳幼児相談は、地域の子育て広場では決してないです
我が家は乳幼児相談に通い続けてよかったと思っています